戸建てを契約する時、つい家の中の機能ばかりが気になって外構にかける費用がなくなってしまった、などといった体験談をよく聞きます。ですがお客様も招く時、自分が出先から帰ってきた時、まず目に飛び込んでくるのはエクステリアなのです。エクステリアにもしっかりこだわった、理想の戸建て作りを目指してみませんか。
デザインも様々!エクステリアの種類について
戸建てのエクステリアを考える時、全体的なイメージを基に、それぞれの場所をどんな風にイメージするのかを具体的に考えていく必要があります。
まずは家の顔である門扉です。ここで表札も一緒に考えていきます。そして玄関周り、家を囲むフェンスもエクステリアにあたります。駐車スペースがあれば車庫周り、家の外壁にアクセントを付けたりする事もできます。それから庭やテラス、ベランダがあります。
窓はそれぞれ上に小さ目の屋根を取り付けると水垢を防げるため清潔感を保てるなど、外側など外構を細部にまでこだわる事で、全体的にお洒落で綺麗な家が出来上がります。
気になるエクステリアの工事方法は?
戸建のエクステリアの工事方法には手順がありますが、建物が出来上がってから最後に取り掛かります。まず基礎となる枠を作り、コンクリートで埋めていきます。凹凸ができたりしないよう平らな地面を作るため、左官工の方が、コテで仕上げます。
それからブロックの積む場所を確認後、積んでいきます。土台が出来上がったら、次は門扉やフェンスなどの取り付け作業です。そして周りにレンガを置いたタイルを敷いたりといった作業を進めていきます。壁を下塗りし、その間に配線などを埋めたり、排水部分など劣化しやすい場所の補強も行います。
建物の見栄えを良くするエクステリアの工夫
戸建のエクステリアにこだわると、建物全体の見栄えをよく見せる事ができます。
これは単に全て色や素材を同じようにするというわけではなく、例えば家の建物が薄い色合いであれば、濃い色のフェンスを取り付ける事で締まって見せる事ができます。
ところどころに草木を植える花壇を作っておくと、自然に囲まれた戸建らしい雰囲気が増します。
地面も全てコンクリートだけだと味気ないので、タイルを埋めたり綺麗な色の砂利を敷いても感じが変わります。
外壁に何かアクセントを付けたり、飾り用のレンガのデザインなどにこだわってもぐっとお洒落度が引き立ちます。
まとめ
いかがでしたか?戸建のエクステリアを少し工夫するだけで家全体の雰囲気は全然違って見えます。ただ予算をかければいいというわけではなく、外構とはいえ必要な部分は惜しまないというスタンスでアイデアを考えていくと、きっと出来上がりの満足度が高くなることでしょう。
ウッドデッキとは、おもに木材を使用して屋外に設置される床のことで、リビングの延長ともいえます。テラスのように石やタイルではなく、温かみのある木を使うので、家の中からそのままスリッパなどで出ることができ、様々なことに活用できます。建物の窓から同じ高さで作られることが多く、広くつながった感じが解放感を与えてくれます。
ウッドデッキのデメリットは、やはりメンテナンスの必要があるということです。いくら強い木材でも、1年中雨風や紫外線にさらされているので、劣化は免れません。少しでも長持ちさせるためにはこまめなメンテナンスが必要です。特にペンキの塗装は必須です。1年に1度くらいのペースで塗料を塗布しておくと、劣化が少なく、長く楽しむことができます。できれば床を外せるような構造にしておき、裏にも塗料を塗るのを忘れないようにしなければなりません。
戸建てやマンションなど、建物の形態を問わず2階以上の壁面に取り入れられているのがベランダです。マンションなどの集合住宅などでは同じ階のフロアに配置されており、隣家との仕切りに薄いパーティションが備えられているものなどもベランダに含まれます。
ベランダとバルコニーは2階以上のフロアに配置するものですが、テラスは1階の掃出し窓に繋げて配置されるものです。1階の室内から外に出られるスペースで、ウッドデッキもテラスの一種に含まれます。
シャンデリア、シーリングライト、ウォールランプなどさまざまな種類がありますが、お部屋のインテリアにマッチさせることができたら、お部屋自体の装飾効果はグンとアップ。言うなれば、インテリアの魂とも言える存在。そのため、照明器具を選ぶ際、形や価格は当然ですが、最も重要なのは明るさ。単にまぶしい光を提供するだけでなく、肌や目にやさしい、安全な光でなければならないのです。
昼光色はすがすがしい、さわやかな光を与えてくれるので、モダンなリビング、子供部屋・勉強部屋などが良いでしょう。
太陽光発電のメリットは数多くありますが、やはり一番大きなものは地球温暖化防止に貢献できるということです。もし日本全国の戸建て住宅に太陽光発電を設置すればかなりの電気が節約出来、電力会社の電気を使わないので温室効果ガスの発生を抑えてくれます。次のメリットは、電力会社の電気を買わず太陽光パネルで作った電気を使うので家計に優しいということがあります。また余った電気は電力会社が買取してくれ二重の効果があります。また太陽光パネルを設置したことで、家族全員の節約意識も高まります。これらがメリットになります。
このようにメリット、デメリットある太陽光発電ですが、固定価格買い取り制度という制度によって優遇されています。これは再生可能エネルギーのうち、太陽光発電については、平成28年度は家庭で使わず余った余剰電力について33円(地域によっては31円)で電力会社が10年間買い取る、という制度です。また10キロワット以上で太陽光パネルで作った電気を家庭で使うのでなく全て売る全量販売の場合は24円+消費税という単価で、で20年間買取、という制度もありいずれも高単価での買取なので経済的なメリットがあります。
戸建て住宅の場合、コンセントは各居室それぞれ対角線上に2ヶ所以上設置するのが一般的です。具体的にはリビングに3~4個、ダイニング2~3個、キッチン、和室、主寝室、子供部屋にそれぞれ2~3個とコンセントを取ります。その他ローカ、ホール、洗面所、トイレ、クローゼット、納戸等コンセントを配置します。また外部にエクステリア用に防水タイプのものを取ったり、追加の電気設備のための予備のものを取ったりもします。このように意外と気になりませんが生活を便利で快適に過ごす為いたる所に電源を取らねばなりません。
種類は一般的なものとして単相100Vのもの使用しています。しかしヘアドライヤーや電子レンジ、オーブン、炊飯器等を使用するキッチンや水回りについては200Vのものが必要となってきます。大きな負荷のかかるものとテレビやステレオなどのそうでないものとのコンセントを分けることが必要になってくるのです。またエアコンの種類によっては専用の200Vのものが必要となるケースもあるのでこのあたりは充分な確認が必要です。また店舗併用住宅では業務用の専用コンセントが必要となるケースもあります。また最近では配線を省力化するためパソコン専用のものも設置されています。
子供部屋が必要か否かは子供の年齢によって変わります。
将来子供が独立したあとに、子供部屋をただの物置部屋にしてしまわないようにするためには、間仕切り壁を撤去できるようにしておく必要があります。そうすることで、将来は趣味室などの多目的室として有効活用ができます。
戸建て住宅の間取りは、家族の構成や年齢によって変化します。プランニングをする上で大切なのは、家族の特性と時間軸です。家族の生活実態に合ったプランとする必要があり、将来を見据えたプランを考える必要があります。
人間は誰しも年をとります。戸建ての間取りを考える場合は、老後を考慮しなければなりません。政府は老人の介護を施設ではなく、在宅で行う方向に舵を切っています。自宅で老後を過ごす時間は思ったよりも長くなるかも知れず、そのための準備が必要です。
まず枠組壁工法ですが、昔から馴染みのある在来軸組工法が柱や梁、土台を主たる構造材として組み立てて建築する線構造の家に対して、この工法は2インチ×4インチの材料で枠を作りその枠に面材を接合し、この面材によって床や壁を組み建てて六面体を作っていく面構造の家になります。丁度お酒を飲む時に使う一升桝のようなイメージとなります。また2インチ×4インチの材を使用することからツーバイフォー工法ともいわれます。この工法は主としてアメリカやカナダ、オーストラリアでよく利用され、その後日本にもたらされました。
逆にデメリットとして、壁工法であるが故に構造上どうしても必要な壁が出来てしまい、不要な壁と思っても取らざるを得ず、設計上の自由度が在来工法に比べて劣るというデメリットはあります。従って自分の個性を重視して凝った外観の戸建て住宅や、オリジナリティ溢れる戸建て住宅を望む方には100パーセントの希望が叶わないこともあります。また同様に壁工法で壁が必要であるがため将来のリフォームや増改築が難しいというデメリットもあります。また面構造の為適度な空気の流れが起きず、湿気が貯まりやすく腐食し易いデメリットもあります。
木造軸組構法は、柱や梁、土台、桁といった構造材に檜や杉、栂や松、また最近では集成材等の木を使って建築する構法です。土台を組んで、柱を立てて、桁を組み屋根を拭く、そして壁をつくり、床を張り、内部の間仕切りをし造作をして仕上げていく、という構法です。日本の戸建て住宅の半分以上はこの構法で我々日本人にとって最も身近な構法と言えます。また、最も人気のある構法と言われています。以前は昔ながらの大工さんや職人さんによって建築されていましたが、最近では大工さんの他大手ハウスメーカーや地域工務店によって供給されています。
逆にデメリットはどうでしょうか?まず火災に弱いと言われています。木は火災時表面が炭化するだけで芯の中までは燃えません、しかし壁や床はどうしても燃えやすく一般に火災には弱いと言われています。また施工するのが大工さんや職人さんで、その腕の良し悪しによって品質が左右され品質が一定しないというデメリットがあります。また水に弱く湿気が多いと腐りやすく、シロアリの発生原因にもなります。また鉄骨やコンクリートの家に比べ基礎形状が簡易なため地震に弱いともいわれています。基本的耐久性もコンクリートや鉄骨の家に比べると劣ります。