サイディングのメンテ前に知っておきたい!メンテナンスの方法とかかる費用について

最近は、サイディングを利用している住宅が増えています。サイディングが多用されている理由は、コストパフォーマンスが優れているからです。ですが、その一方でメンテナンスについても考えておかなければなりません。では、一体どのような方法があるでしょうか。諸経費や購入後のアフターフォローについても見ていきましょう。

シーリング工事でのメンテナンス

サイディング工事をした後のメンテナンス方法としては、まず、シーリングのメンテナンスが重要になります。シーリングとは、サイディングを張付ける際に隙間を埋め込む樹脂状の物になります。このシーリングは、時間の経過とともに劣化が始まります。

劣化の具合としては、ひび割れが発生することが多いですので、そのまま放っておくと、壁の内部に水が入ってしまいます。そこで、10年おきぐらいに、シーリングの塗り直しをすることが重要になります。

塗装工事でのメンテナンス

サイディングには窯業系・金属系・木質系・樹脂系の4つの種類があります。このうち、塗装を必要としているのは、窯業系・金属系・木質系の3種類になりますので、自宅の壁がどれに当たるか確認をしておく必要があるでしょう。

通常、塗装をする場合は、耐用年数によってどの位の間隔で塗装をするかが変わってきますが、およそ10年から15年で塗装をするのが一般的になります。ただ、10年経過する前にひび割れが発生する場合もありますので、定期的なメンテナンスが必要です。

張り替え工事でのメンテナンス

サイディングは、張替え工事をすることもあります。塗装をしてもすでにぼろぼろの状態であれば、壁の内部に水が入り込んでしまう可能性があるからです。水が入り込むと、建物の耐用年数が短くなり、耐震性などにも問題が生じます。

張替えの場合には、購入後30年から35年ぐらいが目安になるでしょう。通常は、一度張ってあるものを剥がして、新しい物に張替えをしますが、安く済ませたい場合は、剥がさずにそのまま新しい物を張付ける方法もあります。

サイディングの種類別にかかるメンテナンス時期を知っておこう

外壁材にはさまざまなものがありますが、その一つにサイディングというものがあります。しかし、これは種類によってメンテナンス時期も異なるため、どの種類のものを使っているのか把握しておくことが重要になります。

購入後にアフターフォローをしっかりと行うことで、綺麗で長持ちさせることができます。

窒素系サイディングの特徴とメンテナンス周期は?

窒素系サイディングとは、セメントと繊維質を主原料にしたもので最も主流になっているものになります。またデザインが豊富なため、選ぶ楽しさがあることも特徴になります。ボードを住宅に釘で打ち付け、ボードとボードの間をシーリング材で埋めています。

メンテナンス周期としては7から10年ほどであり、これは目地部のシーリング材が劣化することや表面の塗料が劣化するため、このような周期になります。

金属系サイディングの特徴とメンテナンス周期は?

金属系サイディングは、アルミニウムやスチールなどを成形加工し、断熱材で裏打ちしたものになります。窯業系に次ぐ主流であり、モダンな見た目だけでなく軽いため建物に負担をかけにくい特徴があります。

メンテナンス周期としては、10から15年ほどであり、窯業系に比べて水の浸みこみやひび割れの心配がないためになります。しかし、金属であるため錆の発生には注意が必要であり、沿岸部などでは早い周期になることもあります。

木質系サイディングの特徴とメンテナンス周期は?

木質系サイディングとは、合板や天然木など木材を主材としたものであり、木のぬくもりを感じられる質感になっています。断熱性に優れており環境にやさしい素材になりますが、防火指定の地域では使用することができないなどの制限があります。

メンテナンス周期は10年前後であり、木の性質を理解していることが重要になります。湿気を嫌い長期間濡れていると腐食することになるので、日ごろから注意が必要になります。

購入後も見直しが必要!?住宅ローンの見直しポイント

住宅ローンは、ハウスメーカーや不動産会社におすすめされた金融機関で借りて、それ以後は毎月返済していくだけという人が多いようです。しかし、住宅ローンは購入後も定期的に見直しをして、適切なメンテナンスをしていくことが重要になります。ここでは、住宅ローンをメンテナンスするための手順を紹介します。

住宅ローンに必要な現状把握

住宅ローンでは、毎月自動的に引き落としがされていくので、年月が経過していくにつれて、どのようなローンを組んでいたかということを忘れがちになります。まずは、返済期間、金利、残高などの条件を確認して、現状把握をするところから始めましょう。
年に1度は金融機関から返済予定表が送られてくるはずなので、目を通しておきましょう。固定金利選択型や変動金利の場合には、金利が変わるたびに送られてくるはずです。

住宅ローンの見直しが必要な理由

住宅ローンでは、多くの人が、定年退職をする前に完済したいと考えます。老後の年金収入から返済していくのは大変だからです。繰り上げ返済をする予定だった人は、そのプランの通りに返済ができているかを定期的に確認しなければなりません。
また、住宅ローン商品もサービス競争時代となっており、年々新しいサービスが登場しています。借り換えをすることで大きく返済総額を節約できるかもしれません。

今後の家計と併せた住宅ローンの確認ポイント

動金利型の場合には、5年ごとに返済額の見直しが行われます。もしこの期間に金利が上昇していると、6年目からは返済額が大きくアップしてしまうこともあります。また、固定金利選択型などで、一定期間の金利引き下げが適用されていた場合には、金利引き下げがなくなることで、大きく負担が上がることもあります。
返済額が増えたとして、今後も余裕を持って返済をしているか検討しておき、もしも返済が苦しくなるのだとしたら、早いうちに対策を考えておかなくてはなりません。