サイディングの種類別にかかるメンテナンス時期を知っておこう

外壁材にはさまざまなものがありますが、その一つにサイディングというものがあります。しかし、これは種類によってメンテナンス時期も異なるため、どの種類のものを使っているのか把握しておくことが重要になります。

購入後にアフターフォローをしっかりと行うことで、綺麗で長持ちさせることができます。

窒素系サイディングの特徴とメンテナンス周期は?

窒素系サイディングとは、セメントと繊維質を主原料にしたもので最も主流になっているものになります。またデザインが豊富なため、選ぶ楽しさがあることも特徴になります。ボードを住宅に釘で打ち付け、ボードとボードの間をシーリング材で埋めています。

メンテナンス周期としては7から10年ほどであり、これは目地部のシーリング材が劣化することや表面の塗料が劣化するため、このような周期になります。

金属系サイディングの特徴とメンテナンス周期は?

金属系サイディングは、アルミニウムやスチールなどを成形加工し、断熱材で裏打ちしたものになります。窯業系に次ぐ主流であり、モダンな見た目だけでなく軽いため建物に負担をかけにくい特徴があります。

メンテナンス周期としては、10から15年ほどであり、窯業系に比べて水の浸みこみやひび割れの心配がないためになります。しかし、金属であるため錆の発生には注意が必要であり、沿岸部などでは早い周期になることもあります。

木質系サイディングの特徴とメンテナンス周期は?

木質系サイディングとは、合板や天然木など木材を主材としたものであり、木のぬくもりを感じられる質感になっています。断熱性に優れており環境にやさしい素材になりますが、防火指定の地域では使用することができないなどの制限があります。

メンテナンス周期は10年前後であり、木の性質を理解していることが重要になります。湿気を嫌い長期間濡れていると腐食することになるので、日ごろから注意が必要になります。