住宅は建てるまでの期間よりも、そこで生活する期間はずっと長くなります。工事完了時点では不都合が見つからなくても、使い始めると不都合が見つかったり、数年或は数十年を経て劣化や不具合が発生することもよくあります。住宅は購入後の手入れが欠かせなく、そのためには住宅会社のアフターフォローが役に立ちます。
住宅のアフターフォローが必要な理由
住宅は使ってみなければ、不都合がわからないものです。サッシや扉は使い始めてから、不具合が見つかるものです。設備機器は一定期間使うことで壊れてしまうものです。屋根や外壁は風雨によって劣化していきます。
住宅の購入後に発生する不具合は、その住宅を建てた住宅会社にアフターフォローしてもらうのが一番良いことです。その住宅に関して、もっとも情報を持っているのが住宅会社だからです。
アフターフォローを大切にする住宅会社を探すポイント
全ての住宅会社がアフターフォローに熱心なわけではありません。費やす経費のわりには利益が少ない部門には力を入れないのが営利企業の特徴です。その中から、アフターフォローを大切にする住宅会社を探すのにはポイントがあります。
遠くにある会社よりも、近くにある会社の方がアフターフォローを受けやすくなります。また、全国規模の会社よりも、地域に密着した会社の方が後々まで面倒を見てくれます。
チェックしておきたいサポート内容・期間について
新築住宅を依頼する場合は、建てられる住宅の性能だけでなく、アフターフォローの体制や、サポート内容とその期間についてもチェックしておく必要があります。住宅は建てたら終わりではなく、その後の生活の方がずっと長いからです。
チェックしておきたいのは、単なるサポート内容や期間ではなく、そのために必要な営業所が近くにあるかどうかです。サポートのための営業所が他県にある場合は、自社はサポートを行わず、下請けに任すケースが見られます。
外壁材の一枚あたりの大きさは決まっています。つなぎ目を埋める素材をシーリングといいます。実はこのシーリング、実は大変重要なのですが、アフターフォローの資金計画の際には費用の盲点になりやすい部分でもあります。
窯業系サイディングの塗り替えタイミングは概ね10年、もって15年ほどです。
コーキングと外壁共に住宅購入後から10~15年毎が目安です。定期アフターフォローでの確認でも打ち替えの勧めがあるかもしれません。
サイディング工事をした後のメンテナンス方法としては、まず、シーリングのメンテナンスが重要になります。シーリングとは、サイディングを張付ける際に隙間を埋め込む樹脂状の物になります。このシーリングは、時間の経過とともに劣化が始まります。
サイディングは、張替え工事をすることもあります。塗装をしてもすでにぼろぼろの状態であれば、壁の内部に水が入り込んでしまう可能性があるからです。水が入り込むと、建物の耐用年数が短くなり、耐震性などにも問題が生じます。
窒素系サイディングとは、セメントと繊維質を主原料にしたもので最も主流になっているものになります。またデザインが豊富なため、選ぶ楽しさがあることも特徴になります。ボードを住宅に釘で打ち付け、ボードとボードの間をシーリング材で埋めています。
木質系サイディングとは、合板や天然木など木材を主材としたものであり、木のぬくもりを感じられる質感になっています。断熱性に優れており環境にやさしい素材になりますが、防火指定の地域では使用することができないなどの制限があります。