建売住宅の見学で必ずチェック!購入後に○○が無い!とならないために

建売住宅は、出来上がった建物を確認してから購入するために、見落としは無いものと考えられがちです。しかし、見えない部分や気付かない部分で、必要であるにもかかわらず、見落とされている部分が後でわかる場合があります。戸建て住宅ではなくてはならないものを事前に調べておき、見落とさないことが大切です。

建売住宅にありがちな仕様:トイレの換気扇の有無

戸建て住宅ではなくてはならないものに、換気扇があります。建売住宅でも24時間稼動する換気扇は設置義務がありますが、浴室やキッチンに24時間稼動する換気扇を設けた場合に、トイレなどの一部の換気扇が見落とされる場合があります。

電気設備では照明器具のない物件や、屋外やトイレにコンセントのない物件もあり、注意が必要です。クーラーを使用する部屋に必要なコンセントがない場合や、電気容量の足りない場合などもあるので、内容を確認することが大切です。給湯器は追い炊き機能が付いているかどうかも確認すべき事項です。

建売住宅にありがちな仕様:網戸や雨戸が無い

戸建て住宅で必要な網戸や雨戸が付いていない建売住宅も見かけられます。屋外に虫の多い日本の気候風土の中では、網戸は必ず必要となります。網だけが無いなら後で張ることもできますが、網戸本体がない場合は後で設置するのは面倒です。引渡し前に取付を確認する必要があります。

雨戸は暴風の場合や防犯上必要となりますが、必ずしも必要の無い場合もあります。物件の周辺の環境に応じて、必要性を判断する必要があります。サッシには最低でもペアガラスが入っている必要があります。ガラスの断熱性は低く、ガラス一枚では室内の温熱環境を保つことが難しくなります。

間取り・仕様などのプランを図面・仕様書等の書面で明確に

建売住宅の場合、間取りは現地を見ればわかりますが、材料や設備機器の性能は見ただけではわからない場合があります。詳しい仕様がわかる図面が特記仕様書です。設計図面よりも細かで具体的な仕様が記載してあるので、購入前に見ておく必要があります。

戸建ての場合は注文前に見積りを取り、見積書に細かな仕様が記載されていますが、建売住宅の場合はそのような見積書がない場合が多く、仕様書の重要性は大きくなります。工事範囲に関しても仕様書に記載が有り、記載がないものはオプションとなります。オプションで必要なものは、購入前に追加で発注しておく必要があります。

まとめ

建売住宅の見学でチェックが必要なか所がおわかりいただけたでしょうか。法的には必要なくても、実際の生活では必要となるものに断熱材があります。断熱材の仕様は事前に確認が必要です。その他、購入後に必要となるものには、家具、カーテン、電球、屋外の植栽、フェンス、表札などがあります。