新築建売住宅の工事遅延!完成が遅れたら注意したいこと

戸建て住宅を新築する場合、完成時期が約束の時期よりも遅れる場合があります。このことは注文住宅ばかりでなく、新築の建売住宅にも同じことができます。完成時期が遅れた場合の問題点と対処の仕方を知っておくことは、万が一に備えて必要なことです。戸建て住宅の現場は生き物と同じで、何が起こっても不思議ではありません。

「完成が遅れる=引き渡しが遅れる」ということ

新築の建売住宅において、完成時期が遅れるという事は、引渡しが遅れることを意味します。引渡しが遅れることで影響を受ける事柄を洗い出し、対策を練っておく必要があります。

戸建てを建てる時に引き渡しが遅れる場合は、引き渡しを受けるまでの住まいを確保しておく必要があります。新築の工事は気候の影響や職人の確保、建築材料の手配などで遅れる場合があります。引渡しまでの間、仮住まいをする場合は、日程に余裕を持つことが必要です。

完成時期が遅れた場合に注意したい契約・金銭の問題

建売住宅の完成時期が遅れた場合は、契約上の問題や、金銭的な問題が発生することがあります。契約書において、引渡しが遅れた場合の違約金や補償金を確認し、必要であれば、受領の手続きを行わなければなりません。

戸建て住宅の建築費の支払いは、工事前、上棟時、完了時の3回に分けて行われるのが一般的ですが、引渡しが遅れることは、完了時の支払いを延ばすことになり、そのための手続きが必要です。

工事の施工不良を起こさないために注意したいこと

新築において、完成時期が遅れることは珍しいことではありません。業者が工期に間に合わせようと努力しているのであれば、特に差し迫った事情が無い限り、工事を急かせないことが大切です。

建売住宅の工事を無理に急かせると、手抜き工事や施工不良が起きてしまう場合があります。かと言って、何も文句を言わないのでは現場に緩みが生じかねません。一折の催促を行うに留めて、工事の完成を見守るのが最善の方法です。