住宅ローンでの住宅購入、保険が関係あるって知ってた?

住宅ローンと保険は、密接な関わりがあります。住宅ローンを組むと、団体信用生命保険に加入することがほとんどの金融機関で必須となっています。これは、金融機関にとって、債務者に万が一のことがあったときの保障となるわけですが、債務者にとっても、家族にローンの負担を押し付けなくてすむという意味を持ちます。

「住宅ローン」と「保険」密接なかかわりとは?

住宅ローンを組むと、ほとんどの場合に団体信用生命保険に加入しますが、これによって、借入金相当の死亡保障が自動的に付帯されます。すなわち、債務者が死亡もしくは重度障害になったときに、住宅ローンが全額返済されます。一家の大黒柱に万が一のことがあった場合に、残された家族にローンの負担がのしかかることはなく、家はそのまま資産として残ります。
住宅ローンを組む前に、他の生命保険に加入している場合には、死亡保障の部分は重複してしまいますので、その部分を解約することで、家計の節約になるでしょう。家計に余裕が生まれれば、ローンの借入額を増やすこともできます。

「住宅ローン」に付帯する「団体信用生命保険」をお得にするには

通常の生命保険は、加入する被保険者の年齢が高いほど、負担は高くなります。それに対して、団体信用生命保険は年齢や性別は問わず、住宅ローン残高に応じて月々の負担が決まるようになっています。ローンの返済を進めるほど保証額は小さくなっていきますが、月々の負担も安くなっていくという無駄のない保険であると言えます。さらに、ローンを完済してしまえば保証はなくなりますが、マイホームが完全に自分の資産となっているので、万が一の場合には売却してお金に換えるということもできます。このように、団体信用生命保険はきちんと検討をすれば、無駄がなく、お得な保険となっています。

金融機関の選択時に加味しておきたい保険の内容

住宅ローンを借りるとき、金利だけで選ぶ人がいますが、本当にそれだけでお得なのでしょうか。銀行によっては、「8大疾病補償」を上乗せ金利なしでつけてくれるところがあります。他の銀行で「8大疾病補償」を上乗せ金利をつけて契約をした場合と比較をしてみることも大切です。例えば、債務者が癌になり入院したときに、30日間は免責されますが、その後も入院が続いた場合には、最大で1年間の免責を受けられ、さらにその後も社会復帰ができない状態が続いた場合には、ローンを全額免除してもらえるという優れた保障内容となっています。

まとめ

住宅ローンを選ぶときには、保険についても加味すべきです。住宅ローンを組むとき、ファイナンシャルプランナーに相談をする人が多いですが、FPにも得意・不得意があります。住宅ローンと保険の関係性について、精通しているファイナンシャルプランナーに相談をすることが大切です。