賢く使いたい、住宅ローンの「事前審査」と「金利優遇」

住宅ローンを申し込みたいと思った時には事前審査と金利優遇を賢く利用する事がおすすめです。事前審査には注意しておきたい点が、金利優遇には種類によって向いているタイプがありますので自分に合った住宅ローン返済を見極めてプランニングをする事が大切です。上手に利用して賢く返済しましょう。

住宅ローンは住宅購入の契約後でないと申し込めない

一般的な住宅ローンの借り入れは購入した住宅を担保にした融資のため住宅購入の契約後でなければ申し込めません。売買契約が完了したとしても住宅の所有者になっていないと申し込めないとなると、住宅の購入資金を一括で用意しなければならない事もあり返済が難しくなってしまいます。

そんな事にならないために生まれたのは事前審査です。あらかじめ簡単な審査を受ける事でローンの本審査に受かるかどうかが判るため住宅を購入したい人や住宅ローンを本格的に受けたいと思った場合にはまずここから始めると住宅ローンをスムーズに契約することができます。

住宅ローンの「事前審査」とは

事前審査は簡単に言えば売買契約を結んでもローンが通らなくて住宅を購入できなかったということがないようにする制度となっています。住宅ローンの事前審査は通常営業で1~7日で結果が判りますが申し込む会社によって異なります。

事前審査に通ったからと言って本審査に必ず通るわけではない点には注意が必要です。ほとんどのローン会社には「ローン特約」があり、この特約によって契約を白紙にすることが可能となりますがこの特約がない場合には契約不履行により違約金が発生する場合や手付金が戻ってこない場合があるので事前審査を行う時にはこの項目を確認しましょう。

借り手によって差がつく「金利優遇」とは

住宅ローンの金利優遇とは店頭金利から優遇幅を割り引いた金利のこと。特定の一定条件を満たすことで受けられる金利優遇のことで、大手企業に勤めているなど返済能力が高いと信用された場合などでは優遇の幅が大きくなる場合もあります。

金利優遇には大きく分けて2種類あり、「最初に大きな優遇があるもの」と「小さな優遇がずっと受けられるもの」があります。前者は短期間で返済が可能な方、後者は自分のペースで返済したい方や返済額が途中で増えるのは困る方にむいていますので自分にあった金利優遇を受けることがローン返済を順調に行うためには大切です。

まとめ

事前審査に合格したとしても本審査が必ず通るという訳ではない点には注意が必要です。ホームページなどでシミュレーションが可能な所もありますので事前に行っておくと良いでしょう。金利優遇には短期返済向きのタイプと返済期間が長い人向けのタイプがあります。自分にあったタイプを選びましょう。