建売住宅には消費税は?課税額の計算方法

建売住宅を購入する時に、一番頭を悩ませるのは金銭面ではないでしょうか。同じ買い物でもコンビニでパンを買う感覚と違い、建売住宅の場合には、一生に一度の大きな支払いになることが多いからです。支払いの中に消費税が含まれていますが、一体どの位かかるでしょうか。消費税の計算方法や売買契約書の見方について説明します。

建売住宅にも消費税は課税される

物を買うときには、税が課税されますが、これは住宅を購入する時も例外ではありません。住宅を購入する時にかかるお金は建物と土地代、そして消費税になります。住宅ローンを組む場合には、その住宅ローンの中に税金が含まれています。

では、中古の建売住宅の場合はどうでしょうか。中古住宅の場合には税金がかかる場合とかからない場合があります。税金がかからない場合とは、売主が個人の場合です。新築の住宅の売主が個人であることは普通考えにくいですが、中古住宅の場合は個人から個人への売買になることもありますので、消費税がかからないことが多いのです。

消費税の計算方法

建売住宅の消費税の計算方法は、住宅の金額すべてに税金がかかる訳ではないことを知っておきましょう。建物には税金はかかりますが、土地にはかからないのです。その理由は、土地は消費する物ではないからです。20年住むと、その土地が縮んでしまい、購入した20年前の半分の広さになってしまったということがある訳ではないのです。土地は、権利の移転と考えられており、課税の対象外になります。

そうだとすれば、建売住宅にかかるのは、建物だけと言うことになります。建物が1,800万円ならば8パーセント課税されますので、146万円の消費税がかかります。

売買契約書での消費税の確認の仕方

建売住宅を購入する場合には、売買契約になりますので、売買契約書を交わします。売買契約書をじっくりと読んだ人は少なく、売買時に不動産会社の担当者が、売買契約書の中身について説明をしてくれるくらいです。

売買契約書には物件の価格と税金について書かれていますが、建物の価格と土地の価格を分けずに書いていることがあります。この場合、建物の価格がわかりにくいですが、消費税の額を見ることで建物の金額が分かります。計算の仕方は、税金の額÷0.08です。例えば、税金が800万円なら800÷0.08=1億円が建物の値段になります。

まとめ

このように、建売住宅を購入する場合には、色々な面でお金がかかります。もし、消費税がかかるにしても土地にはかからず建物にしかかかりません。建物費用が分かれば、いくらぐらいの税金がかかるかはおおよそ見当が付きやすいので便利でしょう。また、売買契約書で確認することもできます。