購入前に確認したい!建売住宅の外から見えない部分のチェックポイント

建売住宅は建てられた住宅を十分にチェックしてから購入できるのが良い点です。建売住宅は外から見えない部分も十分に調査する必要があります。

住宅金融支援機構の住宅ローンを利用すると、建築中に基礎検査や骨組み検査を行ってくれるので安心です。特に必要でない場合でも住宅ローンを利用すると現場検査をしてくれるので安心できます。

床下のチェックポイント

床下を覗く場合は床下点検口から懐中電灯で照らしながら周辺を観察します。特に、流し台の下に水漏れが無いかどうかをチェックする必要があります。水漏れは白蟻被害を呼ぶことにもなります。床下が汚れている物件は工事がずさんであることを物語っています。土台は防蟻措置がしてあるかどうかも確認が必要です。

床下の目に見えない部分は設計図によるチェックが必要です。地盤の地耐力が十分であるかどうか、基礎は布基礎ではなく、べた基礎であるかどうか、鉄筋が十分に入っているかを図面により確認します。特に地盤が軟弱な場合は、無理な購入は控えたほうが無難です。

屋根裏のチェックポイント

屋根裏は天井点検口から覗き込むことができます。屋根裏は雨漏りの痕があるかどうかがチェックのポイントです。屋根裏の一部に雨漏りのある物件は他のか所でも雨漏りしている可能性があります。屋根裏の点検中に外の明かりが漏れてくるような建物は、雨が吹き込んでくる恐れがあります。

屋根裏は断熱材が設置されています。断熱材が設計図どおりの仕様で入っていることを確認します。丁寧な現場では、天井点検口の上にも断熱材が設置され、取り外しができる構造となっています。屋根の裏側には野地板と呼ばれる板が張っています。野地板が傷んでいる物件は注意が必要です。

天井裏のチェックポイント

天井裏は1階部分の天井に設置されている天井点検口から覗くことができます。天井裏を覗くと樹種が確認できます。仕様と食い違っている場合は指摘してみる必要があります。樹種の違いは図鑑やインターネットでの検索により事前に調べ、現場で確認することが必要です。

地震に強い住宅の2階床は剛床となっています。90cm間隔で太い材料が組まれている構造で、建物を一体化し、耐震性を持たせます。地震に弱い建物の場合は、単なる根太式の床です。筋違いの設置か所は天井裏からはチェックできないので、図面によりチェックします。

まとめ

建売住宅の見えない部分をチェックすることの大切さと方法がお判りいただけたでしょうか。素人が現場を見て良し悪しを判断するのは難しいことです。建売住宅の売主が第三者検査機関による検査を受けているかどうかも、良し悪しを見分ける判断材料になります。