一戸建て住まい、向いているのはこんな人!

住宅を購入する時、一戸建てにするのかマンションか、誰しも頭を悩ませる問題ではないでしょうか。はたして資産価値があるかどうか、というのも選択の大きな要因になります。
資産価値というのは売却価値と、貸して家賃収入を得られる収益価値の二つがあります。住むだけでなく、後々の財産になることも念頭に置いて考える事も大切です。

資産価値を求める人は戸建て向き

マンションの場合
マンションは年数が経過するほどに価値が下がっていき、築50年近くになると建て替え問題が迫ってくることなどから、売却しようとしてもほとんど値がつかない事になります。
ただし、利便性の良いところのある場合が多く、築浅の頃なら賃貸や売却も有利です。
戸建ての場合
建物価値が下がっていくことはマンションと同じですが、たとえ建物の価値が0円になったとしても、土地の価値は同じままか、周辺の状況によっては値上がりしている場合もあります。また次世代に引き継いで建て替えして、その土地に住み続ける事も出来ます。孫子の代までそこに住みたい人は、戸建が向いている人です。

毎月のランニングコストについて

マンションの場合
毎月の管理費、修繕積立金、駐車代などがかかります。
管理費は共有部分の清掃やエレベーターなどの保守点検費用などです。修繕積立金は共有部分の大規模修繕を行う時の為の積立金ですが、築後数十年も経つと、エレベーターの交換など修繕の規模がさらに大きくなり、積立金額を値上げせざるを得ない状況になります。
戸建ての場合
管理費と駐車代については自分で清掃や点検を行い、車も敷地内に駐車することにより0円になります。また修繕(メンテナンス)の為のお金も、すべて自分の家の為だけに貯めておくことができます。

一戸建てのメンテナンスについて

外壁など外気に触れる部分は、10年から15年ごとにメンテナンスが必要になります。ただし、外壁材によっては耐久性の高いものにすれば、メンテナンス時期を先延ばしすることもできます。給湯器やその他設備部分については、10年目以降は交換や修理の必要性が出てきます。何もかも自分でやらなくてはいけない部分は、管理会社などにお任せできるマンションと比べ、大変なように見えます。しかし大きな違いは戸建ての場合、メンテナンスするか否か、いつ行うかは建て主次第です。次世代による建て替えが決まっている場合は修繕の時期を延ばす、あるいはしないでおくなど、自分でコントロールできます。

まとめ

いかがでしたか?戸建てでもマンションでも、それに向いている人、いない人、それぞれ求めるものによって変わってきます。長年にわたる資産価値を求める人は、一戸建てに向いており、利便性や短いスパンでの資産価値を求める人は、マンションに向いています。