建売住宅、購入前に値引き交渉は可能?

念願の一戸建てを実現しようと貯蓄に励んでいる人にとって、建売住宅は比較的割安な価格で購入することができる物件として魅力的に見えるものです。
住宅ローンを利用して購入する場合は、やはり借入額は極力抑えたいものですが、建売住宅の購入時に値引き交渉は可能かどうか、じっくり検討することがおすすめです。

建売住宅の値引きも交渉次第

建売住宅の広告には販売価格が明記されています。もちろんその価格を支払うことで購入できるのは当然なのですが、実は掲示されている価格からある程度の値引きを引き出すことも不可能ではありません。新車を購入する時に値引き交渉を経験したことのある方も多いと考えられますが、建売住宅の購入時にも販売業者との交渉次第で値引きが実現するケースが多いのです。
物件の価格帯や他の購入希望者の有無、またタイミングによってどの程度の値引きが実現するかは一概に断定することは難しいものの、交渉次第で予想以上の提示がされることもあります。

市場動向や分譲地の好不調で値引き交渉をする

分譲されている住宅地によって、人気と不人気という好不調がくっきりと分かれるという傾向にあります。人気のある地区で多くの購入希望者が殺到するような場所では、値引き交渉が難しいことが多いです。
しかし、長い期間売れ残っている分譲地は全体的に価格が下落傾向にあります。市場動向の原理上、このような下げ相場の場合には、さらに値引きを引き出しやしすいものです。業者としても売り切りたいという思惑がありますので、購入希望者との条件が折り合えば、比較的すんなりと商談が進むことは十分に可能性として考えることができます。

建売住宅の値引き交渉ポイント

それでは、交渉のポイントとはどこにあるのでしょうか。
その一つは住宅ローンにあります。実際に業者がすぐにでも売り切りたい物件は、購入希望者との迅速な売買契約を希望しています。住宅ローンの審査に確実に通ると見込める購入希望者である場合には、積極的に交渉に応じてくれる場合が多いものです。
また、分譲地が売れ残っている要因について分析をし、購入希望者側が妥当であると判断した価格を思い切って提示することも効果的です。いわゆる「言い値」という方法ですが、常識的な範囲内であれば意外と通ることもあるものです。

まとめ

建売住宅の購入には値引き交渉は必須です。販売業者もその点は折り込み済みで販売価格を提示している場合も多いものです。
住宅ローンの借入額を少しでも抑えることによって、生活の余裕が生まれるという大きなメリットがあります。お得に購入できることは、それ以上の大きな価値を生み出すのです。