お手頃にマイホームが手に入る!建売住宅の価格の決まり方

建売住宅を手に入れる時には、住宅ローンを組む人がほとんどです。住宅ローンを組む場合には、建売住宅の価格が分からないとローンを組むことができません。
これらの価格はどのように決まっているでしょうか。建売住宅の価格の構成や販売利益と販売経費の関係、そして値引について説明をしていきます。

建売住宅の価格の構成

建売住宅の価格はどのように構成されているかですが、土地取得費、宅地造成費、住宅建築費、そして販売経費や販売利益で構成されています。この中で土地取得費とは、土地を購入する費用です。もし、分譲住宅の場合は、大きな面積だった農地の跡地などを複数の区画に土地を分割することになりますので、単独で購入するよりも安くなります。4割引き位で購入することができるため、注文住宅を建てる時のように、少しの面積の土地を買うよりも安くなるのです。

また、土地造成費は土地を造成する時にかかる費用ですが、まとめて造成するので単価が安くなります。住宅建築費は、住宅建築にかかる費用のことを指します。

建売住宅の最終価格に関係する「販売経費」と「販売利益」とは

販売経費とは、販売するまでにかかる費用です。営業マンの人件費や広告費用やチラシの費用がこれに当たります。一方、販売利益は、建売住宅を販売したときに得られる利益のことで、これは住宅を設計する前の段階である程度決められています。

住宅の費用のうち、販売経費と販売利益はおよそどこの会社も30パーセント前後と定められています。高い価格設定にすれば、利益も大きくなりますが、なかなか売れません。住宅は短期間で売った方が販売経費が少なくて済むのです。そうだとすれば、売却をする時期と販売利益のバランスが重要と言うことになります。

値引きはどこまで可能?

もし、住宅を値引する場合はどこまで可能でしょうか。これは不動産会社の立場に立てばどの範囲まで値引するか分かるはずです。まず、販売当初はほとんど値引は期待出来ません。いくら値引が可能と言っても販売当初はたくさんの内覧者がおり、値引き額が少なくても買ってくれる人がいますので、100万円単位の値引を期待しない方がいいでしょう。

一方、建築されて1年以上が経過した住宅は、そのままの金額で購入されることは少ないので100万円単位で値引をしてくれることが可能です。もちろん、価格が下がる前であることが必要です。

まとめ

いかがでしたか。このように、建売住宅を購入する場合でも、さまざまな費用が計算されて住宅の価格が決まっています。特に見落としがちなのは販売経費ですので、その点も考慮されていることも知りましょう。

また、値引については、販売直前は期待出来ませんが、建物完成から1年経過すると中古扱いになるので、かなり値引が期待できます。